障害者の就労に関するサービス一覧

 

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職業訓練: 職業上の知識や技能を身につけるための訓練です。相談窓口はハローワークですが、訓練は職業能力開発施設で実施します。
2 障害者委託訓練: 民間の企業や社会福祉法人などを委託先として職業訓練を実施します。製造・OA・介護など多様な訓練コースがあります。原則として3カ月以内です。
3 トライアル雇用: 民間の企業での3カ月間の試行雇用です。企業から給与が支払われます。終了後、対象者、企業双方が合意すれば正式な雇用契約を結ぶことになります。
4 ステップアップ雇用奨励金: トライアル雇用ですが、精神障害者が働きやすいように短時間の就業(週10時間以上)から一定の期間をかけて徐々に時間を延長し週20時間以上を目指していくものです。事業主には奨励金(月額2万5千円×最大12カ月)が支給されます。
5 ジョブコーチ支援(雇用前): 民間の企業で雇用前に職場実習を行う場合に、職場にジョブコーチが一定期間来てくれ、同僚や上司にあなたの障害の特性や接し方などの理解を深めてもらう取り組みをします。困ったこと、分からないこと、不安なことがあればその場で相談できるので安心です。
6 ジョブコーチの派遣(採用時): 民間の企業で初めて働く場合、不安や緊張が強いと思います。このような場合、ジョブコーチ支援を利用すると職場にジョブコーチが一定期間来てくれ、同僚や上司にあなたの障害の特性や接し方などの理解を深めてもらう取り組みをします。困ったこと、分からないこと、不安なことがあればその場で相談できるので安心です。
7 ジョブコーチの派遣(雇用後): 民間の企業で働いている間に、はじめは良くてもだんだん仕事や人間関係が旨く行かなくなる場合があります。このような場合、ジョブコーチ支援を利用すると職場にジョブコーチが一定期間来てくれ、ミスの出にくいいやり方を教えてくれたり、同僚や上司に障害の特性などの理解を深めてもらう取り組みをしたり、人間関係が旨く行くようアドバイスしたりしてくれます。
8 職場復帰支援(リワーク支援): うつ病等で休職中の方に対して、(1)生活リズムの立て直し、(2)コミュニケーションスキルの習得、(3)職場ストレスへの対処法の獲得を目的とするプログラムで復職に向けてのウォーミングアップを実施します。
9 移行支援事業: 一般就労等への移行に向けて、施設内での作業訓練、民間企業での職場実習、適性に合った職場探し、就労後の職場定着のための支援が受けられ、併せてビジネススキルや働き方、病状のコントロール等を学ぶことができます。期限はおおむね2年間でその間に模擬面接や履歴書の書き方の練習等就職に必要な様々なトレーニングが受けられます。どこで受けられるかは市町村の障害福祉の担当課で相談できます。
10 就労継続支援事業(A型): 民間の企業と雇用関係を結ぶのと同じように、福祉施設と雇用関係を結び労働者として働きながら生産活動に関する知識及び能力の向上を図るものです。B型と異なり、最低賃金が保障されます。どこで受けられるかは市町村の障害福祉の担当課で相談できます。
11 就労継続支援事業(B型): 作業量が多く工賃も比較的高いところから、ゆったりした環境で自分なりのペースで働けるところまで様々です。利用期限がないので就職を希望しない人でも安心して通所できます。何らかの作業をしながら働く練習もできますので就職を目指す人にも向いています。どこで受けられるかは市町村の障害福祉の担当課で相談できます。
12 精神障害者社会適応訓練: 福祉施設ではなく民間の企業で一定期間仕事を体験しながら、就労への意欲、持続力、人づきあいなどの向上を図り、再発防止と社会生活への適応を目指す訓練です。古い言い方ですが、「職親」と言われることもあります。実施主体は都道府県で、精神障害者に理解ある事業所に訓練を委託します。現在の体調に合わせて、1週間に何日働くか、1日何時間働くか相談しながら進めることができます。訓練期間は6ヶ月ですが、最長3年まで延長することが可能です。
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