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自殺対策

 

我が国の自殺の現状

平成9年から平成10年にかけて、それまで年間2万人台前半で推移していた自殺者数が3万人を超えました。それ以降は、3万人を超える高い水準で推移をしています。

近年の自殺死亡者数の推移【図を拡大する】

警察庁の発表によると、平成21年の自殺者数は32,845人、自殺死亡率(人口10万人あたりの自殺者数)は25.8であり、平成21年度交通事故死者数の4,914人に比べても高い数字になっています。また、自殺は国内の死因別の順位で第7位であり、主要7か国の中でも、男女とも日本が最も高い数字となっています。

平成10年においては50代を中心とした中高年層と80代を中心とした高齢者層で自殺死亡率が高くなり二峰性の分布となっていましたが、平成20年では中高年層の峰も高齢者層の峰も共に低下しており、代わって20代~30代の若年層の自殺死亡率が上昇していることが懸念されます。

年齢階級別自殺死亡率の比較【図を拡大する】

 
厚生労働省