治療や生活に役立つ情報
退院のための支援~安心して地域生活をスタートさせよう~
●精神障害者地域移行・地域定着支援事業(退院促進支援事業)
受け入れ条件が整えば退院できる、いわゆる「社会的入院」の方などを対象に行っている事業です。
そうした方に、病院関係者(医師・看護師・ソーシャルワーカーなど)、地域の支援センターの職員や保健所職員等が、チームを組んで、退院に向けて、退院前のさまざまな準備から、退院後の地域生活を始めてしばらくの間まで支援します。
ときには、同じ病気の体験をした精神障害者や地域のボランティアの方も支援に参加し、安心して退院した後の地域生活へステップを踏むことが出来ます。
退院後の一定期間を過ぎると当該事業の対象ではありませんが、引き続き地域の生活支援センターや通院先の病院等の職員が、地域生活の必要な支援を継続して行います。
【主な対象者】
精神科病院に入院している方で、病状が安定しており、地域の受け入れ条件が整えば退院が可能な精神障害者
【相談窓口】
病状は安定しているが入院が長期になっていたり、家族としての支援が難しい場合などに、入院している本人や家族が、病院のソーシャルワーカーや医師等に相談してみてください。
病院によっては事業を行っていないこともありますが、その場合は、保健所に相談することもできます。